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モンスターペアレントにならないために

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判定!モンスターペアレントの線引き
2015.01.05 mamatenna
判定!モンスターペアレントの線引き
~親の権利とモンスター、その境目は?~
近頃は「モンペ」という略語まで浸透するようになった、モンスターペアレント問題。メディアでは、怪物の名にふさわしいトンデモ事件ばかりが取り上げられているが、実際はその線引きが難しい事例も数多くある。

そこで、どこまでの行動・発言が“モンスター”にあたるのか、実際に起こった事例をもとに、学校問題に詳しい安川雅史さんが判定する。

例1.幼稚園で自分の子どもと仲の悪い子がいる。うちの子は幼稚園に行きたくないと言っているから、その子とクラスを変えてほしい。

安川さんの判定は…○
「クラスメイトとどういうトラブルが起き、子どもにどういう問題が起きているのかを、具体的に幼稚園側に示すことが大事です。たとえば、上記のように『幼稚園に行きたくない』と言っているとか、精神的に参っている、夜眠れなくなっているなど…。
『親バカかもしれないけれど、子どもを楽しく園に通わせたいのです。次年度のクラス替えの時期に考慮していただけますと助かります』と伝えれば、あえて幼稚園側も同じクラスにすることはないでしょう」(安川さん 以下同)

例2.うちの子は洋式でないとトイレができない。『和式は入りたくない』と言って我慢していると、複数の親とともに、小学校のトイレを洋式に変えるよう要請した。

安川さんの判定は…○
「2012年度に福島県の小学校であった事例です。結果、学校のトイレをすべて洋式に変えました。これは、時代背景もあります。現在ほとんどの家庭で洋式トイレが使われていますし、和式トイレが原因で排泄を我慢するのは健康衛生上よくありません。

各学校側の予算の都合もあり、叶うかどうかはわかりませんが、トイレへ行きやすい環境を整えてもらうよう学校に要請することはかまわないと思います」

例3.スクール水着が一部の大人の性欲をかきたてるとの理由で、「スクール水着を廃止するか、水泳の授業をなくせ」とのクレームを小学校へ入れた。

安川さんの判定は…△
「これは言い方に問題があります。『私個人の意見ですが、娘を持つ親として不安です。大切な我が子を守りたいので、一度学校で協議をしていただけませんか?』と伝えるのが筋。『水泳の授業をなくせ』と相手に強制するのは、モンスターペアレントそのものです」

例4.「先生から『ブサイク』と言われた」と、子どもが言っていると、親が保育園に怒鳴りこんできた。保育士はそのようなことは一切言っていなかったが、「うちの子は絶対にウソをつかない」とゆずらなかった。

安川さんの判定は…×
「子どもの話をうのみにせず、冷静に判断しましょう。子どもは自分の都合がいいように、話を折り曲げて親に話すことがあります。

子どもから聞いた話の内容は、その日のうちに紙にまとめ、数日に分けて話を聞き直しましょう。ウソや作り話の場合は、必ずぶれてきます。真実をしっかり見抜くことが大事です」

子どものことが心配で学校に相談を持ちかけたり、疑問に思うことを学校側に伝えるのはモンスターペアレントの範疇には入らない。その言い方や態度ひとつなのだ。
(文・江川知里+クレッシェント)

お話を伺った人

安川雅史
全国webカウンセリング協議会
全国webカウンセリング協議会 理事長、第一学院高等学校 統括カウンセラー。ネットいじめ・いじめ・不登校・ひきこもり・少年犯罪に本格的に取り組む。全国各地より依頼を受け、年間250会場以上で講演会や研修会を行う。


「モンペ」といわれない方法はある?
2015.01.06 mamatenna
「モンペ」といわれない方法はある?
~親の権利とモンスター、その境目は?~
幼稚園、保育園、小学校側に、大切な子どものために親としてどうしても言わなければならないことがある。でも、モンスターペアレントのレッテルを貼られたらどうしよう…。

そんな悩みを持つ父母のために、学校問題に詳しい全国webカウンセリング協会理事長・安川雅史さんが、親心を理解してもらいながら、かつモンスターペアレントと思われない賢いモノの言い方、立ちまわり方を指南する。

●感情的にならず冷静な行動、言動を

「主張していることは正しいけれど、言い方がキツイ…これは、モンスターペアレントの事例として非常に多いです。感情にまかせた発言は、自分の言いたいことが伝わらないだけでなく、教師の警戒心、嫌悪感をつのらせるだけ。

ついカッとなってしまう、伝えるのが苦手という人は、言いたいことを書面にまとめておくと、話し合いの場でも冷静になれます。ただし、書面を手紙やメールで送付するのはNG。文字だけでは誤解を招くこともあるので、必ず会って話をすることが大切です」(安川雅史さん 以下同)

●先生を味方につける

「まず、電話でアポイントをとり、『先生にはいつも感謝しております。息子のことでご相談があるのですが、先生ならお力になってくれると思いまして。お時間をとっていただけませんでしょうか』と丁重にお願いすれば、学校側も絶対にマズイ対応はしません。

先生も人間です。相手の都合を無視して、いきなり学校にのりこむ…これでは悪印象しか残らないでしょう」

●身なりを整え、夫婦そろって話し合いの場へ

「見た目の印象は大事です。スーツなどきちんとした身なりで向かえば、相手側の気持ちも引き締まり、相応の対応をしてくれます。

そしてできれば、お母さんだけでなくお父さんも話し合いの場に交えたほうがベター。子どもの問題に対して、夫婦が真剣に取り組んでいるのだという意気込みが伝わります」

我が子のために、「何とかして問題を解決したい」と思うのは誰もが同じ。モンスターペアレントになるもならないも、親の立ち居振る舞い方ひとつにかかっている。
(文・江川知里+クレッシェント)

お話を伺った人

安川雅史
全国webカウンセリング協議会
全国webカウンセリング協議会 理事長(2019年4月退任)ネットいじめ・いじめ・不登校・ひきこもり・少年犯罪に本格的に取り組む。全国各地より依頼を受け、年間250会場以上で講演会や研修会を行う。現在、ネットいじめ対策協会代表理事を務める。

※2019年5月、新事務所設立に伴い講演依頼・取材依頼は070-6457-8693 安川雅史まで!

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