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平成のいじめ自殺・いじめ殺人事件簿

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平成のいじめ自殺・いじめ殺人事件

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●平成1年(1989).10.2〔中3がいじめ自殺〕
 岡山県鴨方町で、中学3年生(14)が自殺。殴られたり金を脅し盗られたりのいじめを受けていた。

●平成3年(1991).5.22〔17歳ら暴走族4人が仲間をリンチ殺人〕
 茨城県岩井市長谷で、土木作業員(21)2人、少年(17)2人の4人が、定時制高校1年生の電気工事店員(19)を殺害した。暴走族仲間だったが、電気工事店員が少年をいじめたため、復讐しようと利根川河川敷に連行し、裸にして殴る蹴るの暴行を数時間も加えたもの。

●平成3年(1991).9.1〔中2女子がいじめ自殺〕
 東京都町田市で、中学2年生女子(13)が自殺。いじめを受けていた。

●平成3年(1991).11.15〔中3の4人が養護学級少女をいじめ殺人〕
 大阪府豊中市の中学校校庭で、3年生4人(男女各2人)は、3年生女子(15)に30分間にわたって殴る蹴るのリンチを加えて死亡させ逃走した。養護学級の生徒だったが普通学級に学んでおり、たびたびいじめを受けていた。

●平成4年(1992).11〔中3がいじめ自殺〕
 北海道苫小牧市で、中学3年生(15)が自殺。いじめられていた。

●平成5年(1993).1.13〔中1らがいじめマット殺人〕
 山形県新庄市の中学校体育館用具室で、1年生(13)がマットに巻かれた逆立ち状態で窒息死した。日頃からいじめられており、1,2年生(12~14)7人が傷害致死で逮捕。3人が無罪となり、4人が有罪で少年院などへ送られた。両親は7人と市に対して1億9300万円の損害賠償訴訟を起こし、平成17年9.7、最高裁は7人に5760万円の支払い命令を出して確定。

●平成5年(1993).1.25〔中3がいじめ自殺〕
 愛媛県松山市で、中学3年生(14)が自殺。いじめられていた。

●平成5年(1993).3.2〔中2がいじめ自殺〕
 栃木県栃木市の中学校体操部部室で、中学2年生(13)が首吊り自殺。いじめられていた。

●平成5年(1993).5.6〔高1がいじめ自殺〕
 秋田県合川町で、高校1年生(15)が自殺。いじめられていた。

●平成5年(1993).5.27〔中2がいじめ自殺〕
 福岡県行橋市で、中学2年生(13)が自殺。いじめられていた。

●平成5年(1993).7.8〔中1女子がいじめ自殺〕
 北海道苫小牧市で、中学1年生女子(13)が鉄道自殺。いじめられていた。

●平成5年(1993).11.20〔中2がいじめ自殺〕
 滋賀県湖東町で、中学2年生(14)が自殺。いじめられていた。

●平成6年(1994).5.30〔中3がいじめ自殺〕
 岡山県総社市で、中学3年生(14)が首吊り自殺。殴られたり金を脅し盗られたりのいじめを受けていた。いじめた7人が保護観察処分。

●平成6年(1994).6.3〔高1がいじめ自殺〕
 愛知県安城市で、高校1年生(15)が飛び降り自殺。いじめを受けていた。

●平成6年(1994).7.5〔中3がいじめ自殺〕
 東京都江戸川区で、中学3年生(14)が自殺。いじめを受けていたという遺書を残す。

●平成6年(1994).7.15〔中2がいじめ自殺〕
 神奈川県津久井町の自宅で、中学2年生(14)が首吊り自殺。転校して来てから、いじめを受けていた。

●平成6年(1994).8.26〔高2がいじめ自殺〕
 福島県相馬市で、高校2年生(16)が自殺。金を脅し盗られるなどいじめを受けていた。

●平成6年(1994).9.5〔中2がいじめ自殺〕
 岡山県倉敷市で、中学2年生(14)が自殺。いじめを受けていた。

●平成6年(1994).11.27〔中2がいじめ自殺〕
 愛知県西尾市で、中学2年生(13)が首吊り自殺。殴られたり金を脅し盗られたりのいじめを受けていた。いじめた11人のうち4人が恐喝で少年院などへ送られた。

●平成6年(1994).12.13〔中1がいじめ自殺〕
 愛知県岡崎市で、中学1年生(13)が自殺。いじめを受けていた。

●平成6年(1994).12.14〔中3がいじめ自殺〕
 福島県石川町で、中学3年生(15)が首吊り自殺。いじめを受けており、遺書に同級生3人の名前を書いていた。

●平成7年(1995).2.〔中学2年生の首吊り自殺〕
 茨城県中学2年生(14歳)は、自宅2階において首を吊り自殺した。同中学生は以前同級生から暴行を受け学校の調査によりー応解決が図られたが、その後、同級生に無視されたり、「チクリマン」と呼ばれるなどの新たないじめを受けており遺書にもいじめを受けていたことが書かれていた。

●平成7年(1995).4.7〔中2女子がいじめ自殺〕
 愛媛県松山市で、中学2年生女子(13)が鉄道自殺。いじめを受けて半年間登校拒否をしていた。

●平成7年(1995).4.16〔中2がいじめ自殺〕
 福岡県豊前市の自宅で、中学2年生(13)が首吊り自殺した。遺書には、継続的に暴行をしていた上級生や同級生9人の名前と「これは自殺じゃない他殺だ」と書かれていた。

●平成7年(1995).4.27〔中2がいじめ自殺〕
 奈良県橿原市で、中学2年生(13)が首吊り自殺した。いじめられていた。

●平成7年(1995).4.28〔中2女子がいじめ自殺〕
 長崎県長崎市の中学校校舎屋上で、2年生女子(13)が飛び降り自殺した。いじめられたと遺書を残し、同級生男子に連日「臭い。汚い。バッチイ」と言われていたことが判明した。

●平成7年(1995).5.1〔専修学校生がいじめ自殺〕
 大阪府寝屋川市で、専修学校生(15)が首吊り自殺した。膠原病でいじめられていた。

●平成7年(1995).11.28〔中学生1年生の首吊り自殺〕
 新潟県中学1年生(13歳)は、自宅駐車暢のバスケットボールのゴールにロープを掛けて首を吊り自殺した。遺書には、無視したりいじめられている等と書かれており、調査の結果、同級生から「無視される。服を脱がされる。」等のいじめをを受けていたことが判明した。

●平成8年(1996).1.8〔高校生の飛び込み自殺〕
 兵庫県高校1年生(16歳、女子)は、踏切の遮断機をくぐり抜けて電車に飛び込んで自殺した。遺書には、「暴力のいじめではなく、態度のいじめである」と書かれていた。

●平成8年(1996).1.23〔中学生の首吊り自殺〕
 中学3年生(15歳、男子)は、水門の梯子にロープを掛けて首吊り自殺した。遺書には「蹴られたり、お金を要求されて30万円取られた。」等と書かれていた。捜査の結果、同級生2人を恐喝で送致した。(1月、福岡) 警察庁「少年非行等の概要」引用。

●平成8年(1996).1.25〔中学生の首吊り自殺〕
 愛媛県中学2年生(14歳、女子)は、自宅で洋服タンスにスカーフを掛けて首吊り自殺した。中学生は、母親に、「男子生徒が馬鹿、ブス、汚いなどというので学校に行きたくない。」と話していた。

●平成8年(1996).4.26〔中2女子がいじめ自殺〕
 茨城県関城町で、中学2年生女子(13)が首吊り自殺した。遺書にはいじめた同級生男女3人の名前が書かれていた。

●平成8年(1996).9.〔中学生の首吊り自殺〕
 鹿児島県中学3年生(14歳)は、公民館の鉄製梯子にベルトを掛けて首吊り自殺した。遺書には「同級生に殴られたり、金を要求された。」等と書かれていた。捜査の結果、同級生等6人を暴行で送致した。

●平成9年(1997).5.25〔中3がいじめ仕返し殺人〕
 兵庫県相生市で、中学3年生(15)が中学時代から自分をいじめていた土木作業員(16)に金を要求されて殴られたことから、バットで頭を殴打して殺害、死体をビニール袋で覆い、空き地に遺棄、翌日逮捕された。

●平成9年(1997).6.9〔高2が殺人〕
 大阪府東大阪市の近鉄奈良線八戸ノ里駅の改札口で、奈良県の高校2年生(16)が同級生(16)と口論、殴り合いとなり、ナイフで胸部を刺して殺害した。ナイフはいじめを受けるため護身用に持っていたもの。

◆平成10年(1998).3.〔中学生による首吊り自殺〕
千葉県中学2年生(14歳)は、自宅倉庫内で首吊り自殺した。遺書には、「先輩に脅されて8万円払った。あと4万円が払えない。ぼこぼこにされるなら死んだほうがましだ」等と書かれていた、捜査の結果、中学時代の野球部先輩の無職少年(17歳)らを恐喝未遂で逮捕した。

◆平成10年(1998).3.〔中学生によるいじめの仕返しによる殺人事件〕
 埼玉県中学1年生(13歳)は、以前、同級生に対して粗暴な行為や嫌がらせをしたため、相手にされなくなり、逆に因縁をつけられるなどの「いじめ行為」を受けるようになり、当日も中学生(13歳)から机の上に足をのせるなどの行為をされたため、いじめの仕返しとして所携の折りたたみナイフで胸を刺して殺害した。

◆平成10年(1998).12.〔中学生による首吊り自殺〕
 茨城県中学1年生(13歳)は自宅の物置で首吊り自殺した。遺書には、「ぼくはもうたえられない。さようなら。」と走り書きしてあった。調査の結果、同級生(12歳~13歳)3人を、自殺者に対する暴行の事実等で児童相談所に通告した。

◆平成12年(2000).5.6〔中2ら4人が殺人と死体遺棄〕
 埼玉県入間市の公園で、アルバイト少年(16)、無職少年(16)、高校2年生女子(16)、中学2年生(13)の4人が、高校2年生(16)の頭や腹などを何十回も殴って殺害、狭山市の雑木林に遺体を捨てていたが、13日に捕まった。少年2人と被害者は中学の同級生で、当時からいじめていた。

◆平成12年(2000).6.14〔高2ら5人が恐喝、被害者自殺〕
 福岡県太宰府市の私立高校2年生(16~18)5人が、3人から30万円を恐喝して逮捕された。殴る蹴るの暴行も働いており、被害者の1人の同級生(16)は4.28に自殺している。

◆平成12年(2000).6.21〔高3が金属バットで母親殺害〕
 岡山県邑久郡の高校3年生(17)は、野球部の後輩にいじめを受けて殴られ、復讐するため殺害しようと、部員4人を金属バットで殴打し、高校2年生(17)に頭蓋骨骨折の重傷を負わせた。
 殺人を犯したと思いこみ、母親(42)に心配をかけないためには殺すしかないと決意、自宅に戻って母親の頭部を金属バットで殴打して殺害した。自転車で逃走したが、7.6に秋田県で捕まった。

◆平成17年(2005)滝川市立江部乙小学校いじめ自殺事件
北海道滝川市の滝川市立江部乙小学校に通っていた小学6年生の女児がいじめを苦にして自殺した事件である。2005年、女児は1学期の席替えの際に多数の児童に性的魅力がないと中傷されるなどのいじめを受けていた。その年の9月9日にいじめを苦に、遺書を残した上で首吊り自殺を図った。その時一命は取り留めるものの、2006年1月6日に回復することなく死亡した。

◆平成18年(2006年10月11日)福岡中2いじめ自殺事件
福岡の中学2年生がいじめを苦にした少年が自殺した事件である。いじめのきっかけが元担任教師による生徒達に対する不適切な言動だったことが調べで分かり、いじめが再び社会的に注目を浴びた事件である。

◆平成19年(2006年)新潟県神林村男子中学生自殺事件
同校では、ふざけてズボンを下げる遊びが流行っていた。2006年11月14日には、同級生にズボンと下着を女子生徒がいる目の前で脱がされるといういじめの被害を受けていた少年がいた。男子生徒はズボンを下ろされた際、泣きながら同級生に「消えろ」と呟いていた。
担任教諭が沈んでいる理由を尋ねても、「魚が釣れないから」などとはぐらかし、「大丈夫」と答えた。同級生は放課後、「僕がやりました」と名乗り出て謝った。一緒に下校した友人3人には別れ際「死にたい」と漏らす。午後9時半ごろ、夕食後行方不明となっていた同校に通う中学2年生の男子生徒が自殺しているのが発見された。遺書はなかった。

◆平成20年(2007年)滝川高校いじめ自殺事件
兵庫県神戸市須磨区の私立滝川高校に通っていた当時高校3年生の男子生徒がいじめを苦にして自殺した事件である。学校側がいじめを否認し続けていたことや、学校裏サイトを使用したいじめが行われていたことから注目を受けた。

◆平成22年(2009年)多摩川高校生水死事件
2009年7月19日午後7時すぎ、多摩川で高校生2名が水死した。当初は、事故死として処理されていたが、水死した高校生の父親が、一緒に居たサッカー部の友人が、突き落とされて溺れる2人の様子を携帯電話で動画撮影していたことを突き止め、警察に被害届を出したことから、一転して捜査が開始された。2010年7月8日、警視庁少年事件課と池上警察署は、この男子生徒と女子生徒2名を東京家庭裁判所に過失致死の非行事実で書類送致した。2010年10月19日、女子生徒に対して「軽率な行為で、結果は重大」として保護観察処分とする決定。一方、男子生徒に対しては2010年11月5日、同級生を突き落としたと認定したが、女子生徒が突き落としたもう一方の同級生を助けようとして溺れたことが水死に大きな影響を与えたと結論付け、不処分となった。

◆平成22年(2010年)桐生市小学生いじめ自殺事件
2010年10月23日正午頃、群馬県桐生市の小学6年生の女児が、自宅で自殺した事件。自宅にて、手編みのマフラーで首をつった状態で発見された。遺書はなかったが、警察は状況から自殺と判断した。女児が通う小学校でいじめがあったと家族は主張している。いじめは転校してきた1年後の5年生からだという。きっかけは授業参観時の、フィリピン人である母の容姿についての悪口だったという。6年生からは無視が始まった。学校の担任は、班ごとに給食を食べるよう指導したが、事実上クラスを統制しきれなかった。女児のクラスは、10月には学級崩壊の状態にあり、学校側も担任以外の教員を投入するなどの対応を取っていた。女児は9月28日の席換え後から孤立し、一人で給食を食べることが多くなり、欠席も目立つようになっていた。女児は両親にすがり、転校を訴えたという。21日の校外学習には出席したが、「こんなときだけ来るのか」と同級生に言われたという。家族はこの社会科見学が自殺を決意させたとしている。

◆平成23年(2011年)大津市男子中学生自殺事件
2010年10月、滋賀県大津市の中学2年生がいじめを苦に自宅マンションから飛び降り自殺した事件で、生徒は生前、 「死んだスズメを口に入れろといわれる」「毎日自殺の練習をさせられる」などのいじめを受けていたことが判明した。
加害者側の元同級生と保護者に慰謝料など約3,850万円の損害賠償を求めていた訴訟で、大津地裁は「いじめが自殺の原因になった」とし、2019年2月19日、約3,750万円の支払いを命じました。
「いじめ防止対策推進法」が生まれるきっかけにもなった、滋賀県大津市のいじめによる自殺事件。

◆平成25年(2013年)奈良県橿原市中1女子自殺事件
平成25年3月奈良県橿原市で当時中学1年の女子生徒が自殺。
生前、「こんなんいじめ、死にたい」と、周囲に打ち明けていた。
学校は、自殺から2カ月たって、ようやく442人の生徒を対象にアンケートを実施した。遺族側の要望で7月下旬、個人名を黒塗りにするなどして市教委が開示した。遺族側の集計によると、生徒40人が学校内で直接見聞きしたことを記述していた。このうち、「仲の良い友人3人から仲間外れにされていた」「所属していた部活動の先輩1人からふざけて暴力を受けていた」「ひざでおなかをなぐられていた」、「けられたり、なぐられたり、足を洗うところで雑用に使われたりしていました」など、女子生徒が暴力を受けるのを見たという内容の記述が複数あった。

◆平成27年(2015年)神奈川県川崎市中1男子殺害事件
学校や保護者、警察など大人の目が届かない閉ざされた空間LINEでのやり取りが原因となり、川崎市の中学1年、上村遼太さんが亡くなった。2015年2月12日、男子生徒への暴行をとがめるために男子生徒の友人数人が少年宅に押しかけて家族とトラブルになった際、駆け付けた警察官から電話で事情を聴かれた男子生徒は「仲直りしたから、もう大丈夫です」と答えていた。男子生徒は2015年1月中旬、LINEでの既読無視をしたことが原因となり、自称無職の少年(17)から暴行を受け、目の周りが腫れ上がる大けがをした。
少年は逮捕後の調べに対し、この時のトラブルが殺害の動機だったと説明。「(男子生徒への暴行を友人に)ちくりやがったからやった」などと話し、殺害を認める供述をしている。
「殺されるかもしれない」。上村さんは2015年になってから同級生にLINEでメッセージを送り、暴行を受けていることなどを相談していた。すでに上村さんの顔には殴られてできた大きなあざがあり、友人らの心配に対し、グループを抜けたがっていることも明かしていたという。LINEに書き込まれたSOSは、周りの大人には届かなかった。
上村遼太さんと容疑者たちは、頻繁にLINEでやり取りをしていた、
事件当日、上村さんは、容疑者の1人に「遊びましょう」とLINEでメッセージを送った。
容疑者の1人は事件発覚の翌日「もう俺のせいだよ」「もう会えないと思うとめっちゃ悲しいよ」などと心情を吐露していたとされる。LINEには許可されたメンバーだけがグループ内でやり取りができる機能がある。上村さんが18歳少年を含まないグループを別に作って連絡を取っていたことが、少年を怒らせるきっかけになった。

◆平成27年(2015年)岩手県中2男子自殺事件
岩手県矢巾町のJR矢幅駅で中学2年の村松亮君(13)が列車にはねられ死亡した。村松君が砂をかけられたり、殴られたり、髪の毛をつかんで顔を机に打ち付けられている姿がたびたび目撃されていたこと。村松君は、同級生から日常的に嫌がらせを受けていた。担任に提出していた「生活記録ノート」で、村松君は、「ずっと暴力、ずっと悪口、やめてといってもやめないし、休みたい」「もうつかれました」「死にたいと思います」など、いじめの苦しみや自殺をほのめかす内容を書いていた。村松君が亡くなる6日前の2015年6月29日には、「ボクがいつ消えるかはわかりません。ですが、先生からたくさん希望をもらいました。感謝しています。もうすこしがんばってみます。ただ、もう市ぬ場所はきまってるんですけどね。まあいいか」。と自殺をほのめかす深刻な内容だったが、担任教師は、「明日からの研修たのしみましょうね」と記しただけだった。
 学校は村松君の死後、生徒や教職員を対象にアンケートや聞き取りによる実態調査をした。少なくとも約60人の生徒が村松君へのいじめを見聞きしたことがあると回答した。名前の挙がった生徒らにも事実確認しており、こうした調査結果を踏まえて判断した。

◆平成27年(2015年)茨城県調査委「担任の言動が助長したいじめ」取手中3自殺
2015年11月、取手市内の中学3年の中島菜保子さんが日記に「いじめられたくない」「(独り)ぼっちはいや」などと書き残して自殺した。
菜保子さんのご両親は学校側に菜保子さんが自殺した事実を生徒に伝えて真相を究明するよう求めた。しかし、学校は生徒に事実を伝えず、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」としないで「死亡事故」として扱った。取手市教育委員会は、いじめ防止対策推進法の「重大事態」に当たらないと議決したうえで、第三者委員会を設置した。取手市教育委員会の対応に納得できない両親は17年5月、文部科学省に、取手市教育委員会の調査の中止と第三者委の解散を申し入れた。市教委は直後に議決を撤回。2015年12月、両親の求めに応じ、県が新たな第三者委を設置し、いじめと自殺の因果関係を調べていた。茨城県の調査委員会は2019年3月20日、同級生によるいじめと自殺との因果関係を認める報告書を公表した。報告書では「担任の言動がいじめを誘発し助長した」とも指摘した。報告書によると同級生の女子生徒三人が菜保子さんを連日のように「くさや」と呼び、他の生徒に「臭くない?」と告げるなど、複数の行為をいじめと認定した。自殺当日には、いじめていた生徒が教室のガラスを割ったのに、担任が事実関係を調べないまま、無関係な中島菜保子さんにも連帯責任として指導。「いじめで心理的に追い詰められていた菜保子さんをさらに追い詰め、自殺の引き金になったといえる」とした。いじめた生徒と菜保子さんが遅刻した際には菜保子さんだけをしかるなど、それまでの担任の言動がいじめを助長したと指摘。いじめた生徒と一体的に「菜保子さんの心理に影響を与えていった」と認定した。当初調査に当たった市教委の対応も「違法で、不当極まりない」と指摘した。


◆平成28年(2016年)青森県中2女子線路に飛び込み自殺事件
青森市立中2年の女子生徒(13)が、2学期の始業式翌日にJR奥羽線に飛び込み自殺したとみられる問題で、女子生徒が校内の複数の生徒からいじめを受けていたとの「遺書」を、スマホのメモアプリに残していたことが分かった。
いじめた生徒の実名も書かれ、「もう生きていけそうにない」「耐えられません」など悲痛な訴えがつづられている。いじめた生徒たちに対しては「噂流したりそれを信じたりいじめてきたやつら、自分でわかると思います。
もう、二度といじめたりしないでください」と訴えている。家族には「先立つ不幸を許してください」「13年間ありがとう」との言葉が書かれ、末尾には死亡した日である「2016年8月25日」と記されていた。29日夜、同市内で報道陣の取材に応じた家族によると、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で中傷、誹謗(ひぼう)も受けていたといい、父親は「いじめた生徒は大変なことをしたということを深く反省してほしい」と肩を落として語った。

◆平成28年(2016年)北九州高2女子自殺事件 LINEいじめか
北九州市の私立高校2年の女子生徒=当時(16)=が4月に自殺していたことが26日、学校への取材で分かった。自殺前、無料通信アプリLINE(ライン)で同じクラスの女子生徒に「私に何かあったらあんたたちのせい」「後悔しても知らん」といったメッセージを送っており、学校は近く第三者委員会を設置していじめの有無を調査する。学校によると、女子生徒は4月17日午前8時すぎに登校のため自宅を出た後、同10時20分ごろに学校近くのガードレールで首をつっているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。女子生徒は同じクラスなどの3人の女子生徒と仲が良かったが、このうちメッセージを送った1人と昨年11月中旬ごろにトラブルとなり、関係が悪化していたという。ラインのメッセージは自殺した日の朝に送っていた。遺書は見つかっていない。学校は一部の生徒を対象にしたアンケート結果に基づき緊急保護者会などで「いじめはなかった」との認識を示したが、遺族の要望を受けて6月初旬に全生徒対象のアンケートを改めて実施。「終業式で写真を撮る時、わざと写らないようにされていた」といった情報が寄せられたという。

◆平成29年(2017年)仙台中二男子飛び降り自殺事件
仙台市の中2男子がマンションから飛び降り自殺した。遺書は見つかっていない。生徒は学校のアンケート調査に「無視された」などと回答しており、市はいじめの有無などを調査する。 市教育委員会によると、男子生徒は4月26日午前10時15分ごろ、自宅近くのマンション敷地内に倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡した。同日は朝から通常通り登校して1時間目の授業を受けたが、2時間目の開始時にいなくなっていた。 学校が昨年6月と11月に実施したいじめに関するアンケートに対し、死亡した生徒は「悪口を言われたり、物を投げられたりした」「冷やかしや無視をされた」と回答していた。学校側はいじめとは捉えておらず、「関係する生徒から事情を聴いて指導し、問題は解消された」と説明している。男子生徒は、2人の教諭から体罰を受けていた。「まさか、先生が…」。耳を疑うような事態を知った保護者らは驚きのあまり絶句した。男子生徒は自殺前日も体罰を受けており、市教委は自殺と体罰の関係性を否定しなかった。同じクラスだった生徒の保護者は「体罰が自殺の引き金だったとすれば本当に許せない。学校は原因究明をする気があるのか疑問だ」と憤った。別の保護者の関係者は「(特定の教諭が)何かと理由を付けて、男子生徒の頭を日常的にたたいていたと聞いた。男子生徒は『先生が怖い』とおびえていたようだ」と明かした。遺族関係者によると、男子生徒は同級生から嫌がらせを受けて教諭に相談しても、他の生徒の言い分が優先され、逆に怒られることが度々あった。男子生徒は周囲に「先生に言っても自分が悪いことにされる」と打ち明けていたという。仙台市では2014年9月に泉区の館中1年の男子生徒が、16年2月に同区の南中山中2年の男子生徒がいじめに絡み自殺。中学生の自殺の連鎖に、それぞれの遺族は学校への不信感をさらに強めた。館中の父親は「先生が暴力を振るえば、生徒がまねをするのは当然。学校全体が加害者だ」と非難。南中山中の父親は「学校は外部から指摘されるまで知らぬ存ぜぬばかり。息子の時から何も変わっていない」と批判した。市教委は19日夜、学校で2年生の生徒の保護者を対象に説明会を開き、教諭による体罰があったことを謝罪した。校長は保護者会後に取材に応じ「教諭による体罰は痛恨の極みだ。教育の信頼を損ない、深くおわびしたい」と語った。

◆平成30年(2018年)埼玉高2ネットいじめで自殺
埼玉県立高校2年の女子生徒(当時16)が昨年4月に自殺し、県教委の調査審議会は14日、元交際相手やその妹によるツイッター上の「ネットいじめ」が自殺のきっかけだったとする報告書をまとめ、公表した。女子生徒は自宅で首をつって自殺。遺族の求めで、弁護士らで作る審議会が昨年6月から調査していた。報告書がいじめと認定したのは、女子生徒の2年先輩で当時交際していた男子生徒と、その妹が書き込んだツイッターの内容。元交際相手は昨年3月、女子生徒とのけんかを機に妹に頼み、自分が浮気しているとのうその内容を妹のツイッターに書き込ませた。また妹は、女子生徒が限られた人にだけ公開していたツイッターの内容を暴露したり、非難したりする書き込みもしていたという。
 報告書は「女子生徒は精神的ショックを受け、食事もとれなくなった」と指摘。「自殺の直接的な原因とまではいえないが、書き込みをきっかけに自殺を考える精神状態に至った」と認定した。高校に対しては、昨年3月末に女子生徒から相談を受けた際、生徒が転校も考えていると把握したことから「いじめの重大事態に該当する可能性を考慮して対応する必要があった」とした。女子生徒の両親は元交際相手らや県を相手取って損害賠償を求める訴訟を起こしている。父親(47)は取材に「いじめを認めたことは評価するが、それが自殺の原因と踏み込んでほしかった」と話した。


◆平成30年(2018年)熊本で高3女子が自殺 いじめ原因か 2018年5月28日県教委会見
熊本県北部の県立高校3年の女子生徒(17)が、いじめを受けたことをうかがわせる遺書を残して自殺していたことがわかった。遺族は学校や県教育委員会に対し、第三者による調査を求めており、取材に対し「学校で何が起きていたのか明らかにしてほしい」と話した。
 遺族によると、生徒は17日午前、体調不良を訴え学校を早退した。その後、自殺を図っているのを、様子を見に行った祖母
が見つけた。病院に搬送されたが、翌日未明に亡くなった。
 手書きの遺書には、同級生から「よう学校に来られるね」「死ねばいい」などと言われたことや、「誤解なのに」「とても苦しかった」「もう死にたい」といった自身の気持ちが書かれていた。学校側に相談したことにも触れていたという。
 女子生徒が通っていた高校では25日、校長が学年集会などで生徒に説明。すでに生徒らからの聞き取り調査を始めているという。27日には保護者説明会を開き、経緯を説明したが、遺族によるといじめとの関連には触れなかったという。県教育委員会は28日、記者会見を開く予定だ。

◆平成30年(2018年)新潟の高校生自殺「SNS上でいじめ」 
新潟県立高校3年の男子生徒(17)が自殺した問題で、県教育委員会と同校の校長が12日、記者会見を開き、生徒がSNS上で中傷されるなどのいじめを受けていたことを明らかにした。教職員は自殺までいじめの存在に気づかなかったという。県教委はいじめ防止対策推進法の「重大事態」にあたるとし、第三者委員会を設けて調査をする方針。
県教委によると、男子生徒は6月27日朝、自ら学校に欠席連絡をして以降、行方がわからなくなり、翌28日に遺体で見つかった。いじめを受けたという趣旨のメモをスマートフォンに残していた。
 校長は会見で、男子生徒がSNS上で中傷されたり、複数人から嫌なあだ名で呼ばれたりするなどのいじめを受けていたと説明。自殺を把握した後に、生徒に聞き取りやアンケートをした結果、いじめがあったという声が複数あった。加害生徒も把握済みで、聞き取りに対して反省の態度を示したという。
 同校が定期的に行っているアンケートでは、男子生徒へのいじめに関する記述はなく、本人も「悩みやいじめはない」との選択肢を選んでいた。家族にも訴えはなかったという。校長は「亡くなった生徒の訴えをくみ取れず、申し訳ない」と陳謝した。

◆平成30年(2018年)部活でいじめ」自殺図り八王子の中2死亡
東京都八王子市で市立中学2年の女子生徒が2018年8月に自殺を図って、9月に死亡し、学校が市教育委員会に女子生徒について「部活動でいじめがあった」と報告していたことがわかった。市教委は第三者委員会を設置し、いじめと自殺の因果関係について調べる方針だ。校長によると、生徒は昨年8月、家族旅行のために部活動を休んだとして、上級生から携帯電話の無料通信アプリ「LINE
(ライン)」でとがめられた。昨年9月に入って生徒は学校を休みがちになった。
 両親と生徒が学校にこうした経緯を説明。部の顧問は上級生に事情を聴いた。学校側は昨年10月に2人を直接会わせて話し合わせようとしたが、生徒が「謝ってもらったので大丈夫です」と言い、上級生も謝ったと認めたため、問題は解決したと判断したという。
 生徒はその後も不登校が続き、今年4月に別の学校に転校したが、転校先でも学校に通えなかったという。元の学校に生徒の親から自殺したと連絡があり、学校側は「いじめがあった。重大事態と認識した」という。
 校長が生徒の両親に見せられた両親あての遺書には、部活動での「トラブル」という言葉や「まわりが助けてくれなかった」「学校に行きたかった」という趣旨の文章が書かれていたという。
 校長は「非常に重く受け止めている。自殺をはかった原因については、第三者委員会にきちんと調べてもらいたい」と話した。

◆平成31年(2019年)「ネットで悪口」 踏切で死亡の高2女子 
群馬県立高校2年の女子生徒(17)=前橋市=が2019年2月1日夜、自宅近くの線路で電車にはねられて亡くなった。群馬県警は自殺とみている。自宅にはいじめ被害に悩んでいたことをうかがわせる数十枚ものメモが残されていた。両親は「学校でいじめに遭っていた」と訴え、学校に真相究明を求めている。最愛の娘を失った両親は「悲しみが日に日に大きくなる。涙が止まらない」と沈痛な思いを打ち明けた。

◎相談 一度のみ 「もっと悩みを聞いてあげられていたら」
高校の制服、大好きだった漫画、中学時代から愛用するテナーサックス―。女子生徒の部屋は生前と変わらぬままだ。父親はアルバムをめくりながら、「かわいらしい子だった」と声を絞り出す。女子生徒は高校卒業後に「就職してパパとママの面倒を見る」と話していた。浴衣や着物が好きで、将来は「旅館のおかみ」になるのが夢だった。前橋市内の中学校から県立高校に進学。明るい性格だったという中学時は吹奏楽部に所属し、周囲を笑わせるのが好きだった。高校入学後に頭痛や腹痛などを訴えるようになり、泣きながら帰宅することもあった。帰宅後、30分以上も手を洗い続けるなどの異変がみられるようになり、専門の医療機関を受診するようになった。母親は「学校、休んだらどう」とも言ったが、極端な体調不良などを除いて学校に通い続けた。「悪口を言われている」。いじめに関し、両親への相談があったのは1年生の時の一度だけ。学校に相談し、問題は解決したと思っていた。2年生になって再び表情が暗くなり、「学校、大丈夫?」「まだ悪口言われているの?」と尋ねても、女子生徒は「私はお面をかぶるのが得意だから」と答えたり、はぐらかしたりした。2018年10月、家族3人で熊本県を旅行した。女子生徒が好きだったアニメキャラクターにゆかりのある阿蘇神社を訪れた。気分転換をさせたかったが、「笑顔がなく、ずっと暗かった」。2019年1月ごろから体調が悪化。亡くなった当日、女子生徒は学校で倒れ、家族が病院に付き添った。帰宅後、行方が分からなくなった。その後、自宅近くの線路ではねられた。両親は病院での変わり果てた娘の姿を忘れることができない。自室には「先生は私の言葉を信じてくれなかった。ネットで悪口を言われてるのは本当なのに」「そうか、すべて私が悪いのか。もういいや。私、もう」などといじめ被害に苦しんだことをうかがわせるメモが大量に残されていた。両親は悔やむ。「弱い部分を見せない子だった。もっと悩みを聞いてあげられていたらよかった」8日、家族のみの法要がひっそりと執り行われ、女子生徒は納骨された。

◎月内にも調査結果 生徒らに聞き取り 県教委が遺族に

 県立高校2年の女子生徒が電車にはねられて死亡し、いじめに悩んでいたことをうかがわせるメモが見つかった事態を受け、群馬県教委は8日、同校が教職員や生徒への聞き取り調査を始めており、月内にも結果をまとめ、遺族に示す方針を明らかにした。遺族の意向を踏まえ、第三委員会の設置も検討する。同校の校長は上毛新聞の取材に「生徒の命が失われ、痛恨の極み」と述べ、校内調査を急いでいると説明した。県教委は同日、県庁でこれまでの対応などを説明。同校が全教職員や、亡くなった女子生徒と仲が良かった生徒らから事情を聞き取り、月内に調査結果をまとめる見通しを示した。結果を遺族に報告し、遺族の意向を踏まえて有識者らでつくる第三者委員会の設置が必要かを判断する。同校では7、8両日、後期選抜試験が予定通り行われた。県教委によると、同校を含む県内公立学校では、少なくとも各学期に1回、全児童生徒を対象に、いじめの有無など確かめるアンケートを実施している。県は2017年、スクールカウンセラーの全校配置や相談窓口の周知などいじめの未然防止や早期発見に向けた「県いじめ防止基本方針」を策定している。(上毛新聞)

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