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「守ってあげられなくてごめん」泣き崩れた父 熊本の高3自殺、いじめ認定

2019年3月27日(水) 西日本新聞

 「知華は悪くなかったよと伝えられる」。いじめ防止対策審議会から報告書の説明を受けた遺族は、この日初めて公表した娘の写真を手に記者会見に臨んだ。審議会には「ちゃんと寄り添ってもらった」と話す一方、学校や熊本県教育委員会に対しては不信感を口にした。
審議会の岩永靖会長から、「死ね」などの暴言を受けてから自死に至るまでの娘の気持ちについて詳しい分析を伝えられたという。母親(45)は「知華は、本当につらかったと思う。遺書に残した思いをくみ取る努力をしてもらった。報告書を読み、娘に非がないことが分かった」と話した。県教委や学校に対しては、硬い口調に不信感をにじませた。昨年5月、娘の死の直後に保護者会開催を求めたが学校が何度も先延ばしにしたこと、審議会の委員3人が立て続けに辞任したのに十分な説明がなかったこと。2019年2月には、卒業アルバムに知華さんの写真が一枚も載っていないことが分かった。事前の説明は一切なく「知華の自死をなかったことにされているかのようだった」。きょうだいがいるため顔や名前を伏せてきたが「知ちゃんが生きていた証しを知ってほしい」と公開を決めた。会見半ば、知華さんへ掛ける言葉を尋ねられると、真っすぐ前を見詰め、言葉少なだった父親(43)は泣き崩れた。「一緒にいられなくてごめん。守ってあげられなくてごめん」今月、高校を卒業するはずだった知華さん。作業療法士を目指して、母親と専門学校のオープンキャンパスを巡った。韓流スターが好き。嫌なことを「嫌」とはっきり言うのは苦手で、両親に相談することも多かったという。報告書は、学校で「死ね」などの暴言が日常的に使われていたとも指摘。両親は「からかいの言葉で片付けてほしくない。受ける側にはすごく重いんだよと先生や生徒に伝えたい」と話した。

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