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茨城県調査委「担任の言動が助長したいじめ」取手中3自殺

2015年11月、取手市内の中学3年の中島菜保子さんが日記に「いじめられたくない」「(独り)ぼっちはいや」などと書き残して自殺した。
菜保子さんのご両親は学校側に菜保子さんが自殺した事実を生徒に伝えて真相を究明するよう求めた。しかし、学校は生徒に事実を伝えず、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」としないで「死亡事故」として扱った。取手市教育委員会は、いじめ防止対策推進法の「重大事態」に当たらないと議決したうえで、第三者委員会を設置した。取手市教育委員会の対応に納得できない両親は17年5月、文部科学省に、取手市教育委員会の調査の中止と第三者委の解散を申し入れた。市教委は直後に議決を撤回。2015年12月、両親の求めに応じ、県が新たな第三者委を設置し、いじめと自殺の因果関係を調べていた。茨城県の調査委員会は2019年3月20日、同級生によるいじめと自殺との因果関係を認める報告書を公表した。報告書では「担任の言動がいじめを誘発し助長した」とも指摘した。報告書によると同級生の女子生徒三人が菜保子さんを連日のように「くさや」と呼び、他の生徒に「臭くない?」と告げるなど、複数の行為をいじめと認定した。自殺当日には、いじめていた生徒が教室のガラスを割ったのに、担任が事実関係を調べないまま、無関係な中島菜保子さんにも連帯責任として指導。「いじめで心理的に追い詰められていた菜保子さんをさらに追い詰め、自殺の引き金になったといえる」とした。いじめた生徒と菜保子さんが遅刻した際には菜保子さんだけをしかるなど、それまでの担任の言動がいじめを助長したと指摘。いじめた生徒と一体的に「菜保子さんの心理に影響を与えていった」と認定した。当初調査に当たった市教委の対応も「違法で、不当極まりない」と指摘した。

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