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生徒の自殺を防ぐために②

2016年08月27日
学校の「担任制」というものにも弊害があります。1つのクラスを1人の担任が受け持つだけでは、生徒は実質上、担任の教師だけにしか相談することができません。ましてや、その担任教師があまり教育に熱心でなかったり、経験不足やいじめなどの知識が少なかったりしたら、子どものことを理解することができない恐れもあります。そうなると、子どもは学校で誰にも相談することができなくなってしまいます。子どもにしてみれば、体育の先生が好きで、その先生の方が相談しやすいという子どももいるかもしれませんし、となりのクラスの先生の方が、自分の悩みについて適切にアドバイスしてくれるのではないかと感じていたり、何となく話しやすいと感じている場合もあるでしょう。やはり人間同士ですから、相性というのがあるのです。ですが、担任制という制度は、「これだけの生徒のことはあなた(担任)が責任を持ってやりなさい」といって、さまざまな素養を持った教師を十把一絡げに扱い、その1人ひとりに、クラス単位で生徒たちを機械的に割り当ててしまう制度なのです。これは教える側の「怠慢」とも言えるし、また、責任主義の悪い形だともいえると思います。この制度では、いじめ問題などが起きても、「担任任せ」になってしまわざるを得ません。現行のやり方では、うまく生徒の問題に対応できないことも多々あるのです。 生徒のことを一番よく知っているのは担任の先生。それはそれでかまいませんが、さらに教師全員が、学校全体で1人ひとりの生徒に対して取り組んでいく姿勢が必要です。これは、生徒全員に気を配れ、ということでは決してありません。「あの生徒は○○先生が担任している生徒だから」と、はじめから眼中に入れないような態度は改めましょう、と言っているだけなのです。そうすれば、教師の誰かしらが、なんらかの「危険信号」を出している生徒のことにもっと早く気づき、その生徒の担任と相談したり協力したりするなどして、問題を解決に向かわせることができるはずなのです。いずれにしろ、生徒の自殺といった事件が起こった時、「いじめの事実については学校側で把握していなかった」、「そんな様子はなかった」などという教育者の言葉は、これ以上聞きたくありません。

生徒の自殺を防ぐために①

2016年08月26日
自殺にまで追い込まれてしまう子どもは、「大人しい子」「優しい子」「内向的な子」に多いといえます。こうした子たちは、親を悲しませたくないためにいじめにあっていることを話しません。話してしまうことによって余計に自分が惨めになってしまうこともあり、ますます内向的になってしまうのです。いじめられている子どもは、いじめのこと以外は何も考えられない状態になります。次から次へとあふれ出てくる苦しみはいつ尽きるとも知れず、際限がありません。こうした精神状況に陥ってしまった子どもたちの中には、いじめによってジワリジワリと追い詰められることが当たり前だと思い込んでしまう子もいるのです。その結果、自分は生きている価値がない人間だと悩むようになり、次第に自殺を考えるようになります。自殺すれば永久にいじめられることもなくなりますし、仕返しをされる心配もありません。また自殺することによって、いじめていた相手に仕返しができるとの考えも浮かんできます。いじめの悩みを解消する術はいくらでもありますが、一人で思い悩んでいるうちに「自殺」という、「解決方法」にひきつけられていってしまうのです。周りの大人はいじめにあっている子どもを守らなければなりません。

教師が原因でいじめに発展②

2016年08月25日
教師は生徒よりも偉いと考え、横暴な態度や言動をする教師も多いです。生徒をからかったり、馬鹿にしたり、えこひいきをするなどの不適切な言動が無意識にでてしまい、それが原因で生徒間のいじめに発展することが多いといえます。教師と生徒は友達ではありません。しかし、最近は、友達のような先生が増えています。日常的に生徒とLINEなどでやり取りして、学校でも友達のように接していると、生徒を叱ることが出来なくなり、生徒のいじめは当然エスカレートしていきます。教師の言動は子どもに大きな影響力があり、いじめの引き金になったり、いじめをより深刻化させることにもつながってしまうので、教師は日々の言動をもう一度見つめなおさなければなりません。教師が何気なく、ある生徒を馬鹿にするような言動を取ったことがきっかけとなり、生徒がいじめをはじめることは十分考えられることです。教師がやっていることを真似して、相手を馬鹿にしたり、からかっている間は、自分がいじめられることはないし、教師がやっていることを真似しただけという言い訳を生徒はしてきます。またグループ内いじめも典型的ないじめといえます。グループの中のひとりが、パシリに使われたり、万引きを強制的にさせられたり、ゲームやカラオケのお金全員分を支払わされたり、LINEで裏グループを作られ、悪口を言われたり・・・など。
いじめ加害者のカウンセリングをする中で、あいつ(いじめられっ子)が自殺するのは、怖くないが、自分が殺人犯にはなりたくないと話していたクライエントのことが鮮明に記憶に残っています。いじめの加害者は、いじめることやネット上に悪口を書くことがいつの間にか、快楽にかわってしまい、エスカレートしていく傾向があります。相手を殴ったり、蹴飛ばしたり、権力を保持することが快感になり、相手を裸にしたり、恥ずかしい行為をさせ動画サイトにアップしたり、LINEで回したりすることにより相手に屈辱を味あわせ、自分の権力に酔いしれるようになります。このような心的外傷を毎日繰り返し加えられることにより、いじめの被害者は加害者に絶対服従してしまうようになっていきます。いじめの加害者をカウンセリングする上で大切なことは加害者の気持ちをしっかりと理解することです。

教師が原因でいじめに発展①

2016年08月24日
いじめは、集団で、一人を孤立させり、ネットに誹謗中傷を書いたり、LINEグループから外すことから始まります。毎日、繰り返しネットに誹謗中傷を書かれ、嫌がらせを受け、暴力を振るわれていると、それが、日常の当たり前の生活になってしまいます。いじめられている子どもにとっては、いじめられている感覚すらなくなってしまうのです。いじめられている実感がなくなってくると、自分の存在すら否定するようになってしまいます。子どものいじめの背景には、親が絡んでいたり、教師が絡んでいるケースも少なくありません。親がエリートで、子どもの同級生を馬鹿にしたり、子どもの同級生の家庭を見下したり、馬鹿にした発言ばかりしていると、子どもも親と同じように、同級生をいじめる傾向があります。2006年に起きた福岡県の中二男子生徒の自殺事件は、担任教師が生徒を「あまおう」「とよのか」「ジャム」「出荷できない」など苺の品種でランクをつけて呼び、他の生徒に対しても「豚」「偽善者」などの問題のある発言を繰り返していました。女子生徒に対しても「お前は太っているから豚だね」と暴言を吐き、クラス内でのいじめを誘発していました。この担任は、からかいやすかったからという理由で、亡くなった生徒を罵倒して、クラス内でのいじめを誘発したのです。 このような不適切な発言をする教師は、一部の教師に限ったことではありません。事件が起こってマスコミに取り上げられるまで、表面に出てこないだけで、無意識に日常的に行っている教師も多いはずです。

逃げ場所がないネットリンチ

2016年08月23日
お笑いタレントのスマイリーキクチさんは、過去に女子高生コンクリート詰め殺人事件に関与した犯人であるというデマを約10年もの長期間に渡って流され、苦しめられたことがあります。 いくら否定しても「事実無根なら死んで証明しろ」などと脅されていたといいます。
未だに一部で殺人犯だと思っている人までいます。ネットのデマや誹謗中傷は、本人が見なくても被害は広がる一方です。
韓国の人気女優チェ・ジンシルさんはインターネット上の「ジンシルは自殺したアン・ジェファンに25億ウォンを貸していた。名義上の社長を立て、その裏で貸金業を手がけている」というデマを流され、その書き込みを信じた人たちからネット上で誹謗中傷を繰り返され、自殺に追い込まれました。チェ・ジンシルさんの実弟のチェ・ジニョン(崔眞永)は2010年3月、元夫の趙成は2013年1月にそれぞれ自殺、その後、元マネージャーのパクさんも自殺するなど、悲劇が続きました。ネットの誹謗中傷やデマはネット上でリンチを受けているのと同じで逃げ場所がありません。本人が見ていない間に誹謗中傷やデマが増幅して取り返しがつかなくなることもあるのです。ネットのデマの書き込みを信じてしまう人もいるのです。ネットストーキング、誹謗中傷、名誉毀損がエスカレートし、知人、友人、家族まで巻き込まれるケースもあります。人に良く思われたいという欲求は、誰もが持っています。当然、ネットで誹謗中傷されたり、デマを流されて気にならない人はいません。子どもたちを守るためにも「ネットの書き込みを見るな」「気にするな」と無責任なことは言わないようにしましょう。

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